収録された楽曲の原盤権はビーイングとソニー・ミュージック エンタテインメント傘下のアリオラジャパンがそれぞれ保有しているが、 代表原盤権はアリオラジャパンにあるため、販売自体は問題がない (音楽出版権はビーイングが保有)。 そのため、メンバーは発売後のインタビューやラジオなどで 「知らない間に出てた」とコメントしている 同様の例として、スピッツの『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』、 DREAMS COME TRUEの『BEST OF DREAMS COME TRUE』、 宇多田ヒカルの『Utada The Best』等がある。 メンバーは「最低限の仁義」として、購入を控えるよう呼びかけることはしなかった。
「BAD COMMUNICATION」がベスト・アルバム『B'z The Best "Pleasure"』 や『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』に原曲で収録されていないのは、 そのような事情も含まれている。 ただし、例外としてB.B.クィーンズの「おどるポンポコリン」はアリオラ ジャパンが原盤を保有しているが、ビーイングより発売されている『complete of B.B.QUEENS at the BEING studio』 『BEST OF BEST 1000 B.B.クィーンズ』やビーイングや他社から発売 されている各コンピレーションに収録されているのは、 アリオラジャパンから原盤使用許諾を受けているため (ビーイングや他社からのコンピレーションなどに収録する場合は 「Licensed by Ariola Japan Inc.」 (主に『おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜』、 DEENの『Another Side Memories〜Precious Best〜』、 B'zの『B'z The Best XXV 1988-1998』など)が表記されている)。
そして翌年、本作に対する対策として「初のオフィシャルベスト」と 強調して『B'z The Best "Pleasure"』を発売することとなったが、 このベスト盤についてもメンバーはあまり乗り気ではなかった。 本作によって一時期B'z、およびBeingとBMGの関係が悪化することと なるが、2000年にリリースされた裏ベスト盤『B'z The "Mixture"』で 表面上の和解はしている。
『B'z The "Mixture"』(ビーズ・ザ・ミクスチャー)は、日本の音楽 ユニット・B'zが2000年2月23日にリリースした公認の裏ベスト・アルバムである。 全曲リマスタリング収録。 通称「パール盤」。 「パール盤」の意味は、以前にリリースしたベスト・アルバム 『B'z The Best "Pleasure"』『B'z The Best "Treasure"』が、 ジャケットの色からそれぞれ『金盤』『銀盤』と呼ばれており、 そこにライオンが当時行っていた洗濯用洗剤「ブルーダイヤ」の 金・銀・パール プレゼントキャンペーンに引っ掛けて「パール盤」 となった。 「何故、銅盤では無いのか?」とインタビューで尋ねられた際に、 松本は「下がっちゃうみたいじゃない?」、 稲葉は「3位みたいで嫌じゃない?」と答えた