ビジネス The New York Times 海外メディアが報じた「日本の物流業界」の大問題 2024年問題の根本にあ る日本の慣習と非効率さ2024/03/01 5:00シェアするポストする ブックマーク メールで送る印刷 拡大 縮小 https://toyokeizai.net/articles/-/737943?page=3 リンゴの名産地として知られる青森県では、農家は配送の遅れと輸送費 の高騰が需要に打撃を与えると心配している。 「トラック運転手がいなければ出荷できない」と青森のリンゴ農家、 ナラキショウジ(55)は言う。 ---「ドライバーは働きすぎだ」と、最近青森から大阪まで青果物を運ん だトラック運転手のフナミズは言う。
https://toyokeizai.net/articles/-/737943?page=4 宮城県のトラック運送会社社長、ウツノミヤユウジ(74)は、運送会社 も、燃料価格の高騰や車両の維持費で圧迫されていると指摘する。「2024年に規制が強化されれば、経営は厳しくなるだろう」。 青森県では、知事が政府にトラックドライバーの規制緩和を要請している。 それでも国土交通省は、5年延期された新たな時間外労働の制限に固執しているようだ。 「モラトリアムは絶対に延長しない」と、国交省の古川雄大次長 (物流政策担当)は話す。「人の命ほど大切なものはない」。 (執筆:Hisako Ueno記者、John Yoon記者)(C)2024 The New York Times