シスプリ新番組ｗのストーリーダイジェストです。

相変わらず将来について悩みっぱなしの航。 見かねた妹達は息抜きのため航を温泉旅行に連れて行こうと画策する。 ところが、そんな妹達の会話を聞いていた謎の影が。 「温泉？混浴……妹さん達の裸！」「温泉？混浴……航の裸！」 そして男達はツルハシを片手に島に散る。全ては己の欲望のために。

プロミストアイランドの観光施設の一つである温泉に航達はやって来た。 妹達の厚意に感激した航は、しばらくの間は何も考えずゆっくりしようと 温泉に浸かりながら決める。そんな時突然風呂場の戸を開けて妹達が！ 何故？混乱する航に、咲耶がこの温泉は混浴であることを告げる。 慌てて上がろうとする航を引き留め、妹達は背中の流しっこを始めた……

温泉ですっかり湯中りしてしまった航を妹達が部屋に連れ帰ると、 航のモバイルがメールを受信していた。その差出人は燦緒。 温泉が出たから来てくれという内容を当然無視する妹達。 その頃山田は妹達を招くためウェルカムハウスへと走り、 燦緒もまた待ちきれずウェルカムハウスへと向かっていた……

目が覚めて食事も済ませた航がまったりしていると、突然妹達に外に連れ出される。 状況がわからず航が混乱していると、連れてこられた先には「肝試し大会」の垂れ幕が。 思考がまとまらないままくじを引かされる航。妹達はあの手この手で航とペアを 組もうとするのだが……なぜか航とペアになったのは亞里亞。 結局亞里亞と共に航は出発し、他の妹達もそれぞれ勝手な行動を……

温泉のPRイベントとして『第一回隠し芸大会』が開かれることになった。 今回は見物を決め込もうとする航達だったが、そこにはなんと 吉田ファミリーハーモニーズが！さらには山田や燦緒まで現れ 妹達のライバル心に火が点いてしまう。かくしてエントリーが決まった ウェルカムハウスの一同だったが、肝心の芸は何になるのか……

プロミストアイランドに台風がくる！ニュースを聞いた航達はさっそく ウェルカムハウスに台風対策を施す。そしていよいよ台風のやって来た夜、 なんだか寝付けなかった航達は自然とリビングルームに集まってしまう。 ガタガタと震える窓の音に幽霊を連想し、身震いする航。 と、千影が突然怪談話をし始めて……

彼方まで広がる大ジャングル、この中に伝説の秘宝があるという。 今ここにいるのは、秘宝を手に入れるため……という目的はわかっているのだが、 何故、どうしてこんなことになっているのか航にはさっぱりわからない。 考えていると、突然ジャングルの中から探検隊スタイルの四葉が！ もしかしたら他のみんなもここに？航は意を決してジャングルに踏み入るが……

時は江戸。海神流道場二代目当主航は、妹の春歌と共に御前試合に出るため 日々研鑽を積んでいた……　「ってそんなバカな！」 その後も次々と別の世界に飛ばされ、それぞれの妹と共に過ごす航。 その中で航は妹達との繋がりを、妹達の大切さを再認識する。 やがて航が最後の世界を通り過ぎた時……

花穂と花屋を営み、鈴凛と宇宙を目指し、時には雛子とおとぎの国で大冒険。 相変わらずどうしてこんな事になっているのかはわからなかったが、 それでも航は「どこでも必ず妹と一緒にいる」ということに気づき始めていた。 考えてみればいつだって妹達は傍にいた。そして今も…… 一夜の宴が終わり、ウェルカムハウスに戻ってきたとき航は……

いつも妹達が傍にいてくれた、だから今度は僕がみんなの傍にいてあげよう。 決心した航は、プロミストアイランドに働き口はないかじいやに相談する。 だが航が決心するのは遅すぎた。じいやはもう求人は残っていないと言う。 落胆する航だったが、その時じいやがある提案を。一方、妹達は航とじいやの 個人面談のことなど気にもせずお月見の準備を進めていた……

新たな悩みに、再び苦悩の毎日を送る航。妹達はそんな航に対し 相変わらずの毎日を過ごしていたが、ただ１人眞深だけは航の悩みを 気にかけていた。だが航は、眞深が何を聞いても言葉を濁すばかり。 ついに眞深は食卓で航に対してキレてしまう。それがきっかけで妹達にも 問いつめられ、ついに航は観念しじいやの提案について話し始めるのだった……

航が東京に戻る……理由も聞かずそのことに猛反対する妹達。 対して航の東京行きを庇護するのは、山田・燦緒の２人。 かくして航の東京行きを決めるべく当人そっちのけの対決が始まった。 その対決の最中、こっそりと鈴凛が東京行きの理由を尋ねる。鈴凛もまた 高校を卒業したらアメリカへ行くつもりなため、航の気持ちを聞いておきたいと言うのだ……

航の東京行きの理由を聞き、渋々納得する妹達。と、思いきや 雛子と亞里亞の２人は納得していなかった。何故航が島を離れるのかわからず、 ２人は航から離れたくないと駄々をこねる。聞き分けない２人に我慢の緒が 切れた咲耶は２人に向かって一喝してしまう。雛子は亞里亞と部屋に籠もり、 咲耶も意固地になって２人から距離を置いてしまう……

航は仲直りのために咲耶に折れてもらおうと考える。しかし咲耶はあくまでも 「悪いのは雛子ちゃんと亞里亞ちゃん」と主張する。仕方なく咲耶は眞深に 任せて航は雛子と亞里亞の部屋に向かうが、扉さえ開けてもらえない。 どうするか考えた末、航は扉を開けてもらうために「天の岩戸作戦」を敢行する。 途中までは順調に見えたこの作戦だが、だんだん山田が悪ノリを始め……

雛子と亞里亞が部屋に引きこもって２日が過ぎた。岩戸作戦が失敗してから 一日中ずっと扉越しに説得を続けていた航だったが、寝不足からついに倒れてしまう。 そして航は夢を見た。麦わら帽子の少女と幼い航が約束をする夢…… 気がつけば、航の目の前には雛子と亞里亞の顔があった。どうやら２人が 倒れた航の看病をしてくれたらしい……

いつの間にやら２人とおままごとに興じていた航。現実逃避をする航の 目を覚まさせたのはドアをノックする音だった。そしてドアの向こうから 聞こえてきたのは咲耶の声。咲耶は殴ったことを謝りたくて来たと言う。 航はドアを開けようとするが、２人に押さえ込まれてしまう。払いのける ことも出来ず航が困っていると、眞深が強引に扉を突破してきて……

航の旅立ちが一ヶ月後に決まり、ウェルカムハウスの中は落ち着かない空気で 満たされ始めた。やはり航にずっと側にいてもらいたいが、そういうわけにもいかない。 それなら残りの一ヶ月、兄妹で楽しい思い出をたくさん作ろう……という鞠絵の提案で 航たちはピクニックに出かけることに。行き先はじいやに教えてもらった、南の海岸と 居住区を隔てる森の中にあるという花畑に決めたのだが……

森の中をさまよう航達は不意に不思議な雰囲気の泉を見つける。中央に女神像が 置かれたその小さな泉で航達は一休みすることに。航がこれからどうするかを 考えていると、突然可憐が「女神様が泣いているみたい」と言い出した。確かに風雨で 汚れた女神像の目の下には黒い染みがあり、泣いているようにも見える。休ませて もらっているお礼にと航は女神像をきれいにしようとしたが、踏み出した泉は意外に深く……

深い泉に沈んだはずの航だったが、気付けばそこには妹達の笑顔があった。 ついに天国に来てしまったのか……と、思っていると、どうやら衛に助けられたらしい。 起きあがろうとして腕に違和感を感じ、見てみると腕にネックレスが絡みついている。 「きっとそれを泉に落としてしまったから女神様は泣いているんだわ」 航は今度こそ女神像にネックレスをかけるため、もう一度泉に入る……

女神像の光に導かれた先には、航達が目指していた花畑が広がっていた。 ようやく本当に安心した航達は早速昼食を始める。和やかに食事をする航達。 ところが！何故か飲み物にお酒が混じっていたからさあ大変。航が気付いたときには 時既に遅く、酔っぱらった妹達に航は翻弄されてしまう。そんな中、それまでずっと 覇気のなかった燦緒が「僕も航と一緒に東京に行く」と言い出して……

航が東京に戻る一週間前、ウェルカムハウスは険悪なムードに包まれていた。 燦緒も一緒に東京に戻ることになってしまったのだ。大喜びの燦緒に対し、 妹達の反応は芳しくない。が、燦緒はそんなことは気にも留めていなかった。 まるで修学旅行にでも行くような気分でいる燦緒に航は問い掛ける。 「燦緒はどうして東京に戻るの？」 航のこの言葉に、燦緒の答えは……

ついに航の旅立ちが翌日に迫り、その夜ウェルカムハウスではパーティーが 行われることになっていた。買い出しに料理、飾り付けと、みんなで協力して パーティーの準備は進んでいく。そして夜、山田やボブなど航達と縁の深い 人間が次々と集まり、いないのはじいやだけとなった。一足先にパーティーを 始めるもじいやはなかなか来ない。しかしついにインターフォンが鳴り、航は 玄関へと急ぐ。しかし扉を開けてそこにいたのは、じいやと、東京にいるはずの皆井だった……

じいやと共に皆井がウェルカムハウスにやってきた。困惑する航に皆井は言う。 「進学塾時代の仲間として応援に来たよ」ぶっきらぼうな言葉だったが航は感激し、 パーティーの席に皆井を誘う。燦緒も喜び、その夜は進学塾時代の話に花が咲いた。 深夜、航は皆井に呼び出された。皆井の用件は航を驚かせるのに充分なものだった。 「島の権利書を渡してもらおう。キミにこの島のオーナーになる資格はない」

淡々と航にオーナーの資格がない理由を告げる皆井。それは航の妹達のことを 思ったが故の、航を島に引き留める策だった。何処から持ち出したのか、皆井の手の 中には既に島の権利書が。立ち去る皆井の背中を航は呆然と見つめるしかなかった。 翌朝、航はどうすることもできないまま桟橋に立ち尽くしていた。やはり皆井の言うとおり ここに残った方がいいのか、航は悩む。その時物陰から飛び出してくる人影があった。 咲耶だ。咲耶は昨晩のやりとりを見ていたのだ……！

再び航と皆井は対峙していた。出発の時間が迫る中、権利書は渡さない、 と言う皆井に対し、航は自分の思いの丈を打ち明ける。悩みぬいて決めた ということ、曲げるつもりは無いということ。話にならないと皆井は立ち去ろうとする。 だが、その道を眞深がふさいだ！さらには他の妹達もまた皆井を取り囲み……

妹達とじいやに詰め寄られ、皆井は苦悩する。どうして妹達は航を東京に 行かせようとするのか……全員、あんなに航を慕っているというのに…… その答えを妹達が語り始める。語りながら、１２人は泣いていた。航と皆井もまた 妹たちの本音に涙を落とす。そして皆井は権利書を航に返し…… 出発の時刻、船上で待つ燦緒の前に、航と妹達はやって来た……